人間の生について
人間の生は、市民という個人としての政治的同一性を与えられることで、国民―人民(―人口)という統一体へと統合され、国家という空間へ領域化されてきた。
しかし、このような統合化と領域化の対象とならず切り捨てられていく人々とかれらが潜在的に有する主権権力への脅威は、例外状態を通じて剥き出しの生として遺棄される。
最終的に行き場をなくし脱領域化した人間は地―権力によって、例外空間として収容所に再領域化されるのである。
人道主義、生命の尊厳、施し → 主権権力
・ 「生き残らせる権力」
「生でも死でもなく、調節可能な潜在的には無限の生き残り」を生産する「現代の生権力の主要な性能」
レジーナ・パチスが救護する生=ゾーエー
(人格としての政治的同一性をもたない動物的な生)
→「ラーゲル」のはじまり
レジーナ・パチス内部では「主催者」としての神父の倫理や気分を含めた決定的な法が圧倒的な力を有する。